JR函館駅に大時計復活、年内にも設置へ

update 2004/6/21 10:33

 JR北海道は20日までに、函館市などの要請を受け、JR函館駅の新駅舎に大時計を設置することを決めた。デザインは駅舎設計に協力したデンマーク国鉄と協議している。新しい駅のシンボルとして、年内に取り付ける方針だ。

 昨年6月まで使用していた旧駅舎の大時計は文字盤で直径2・6メートル。同社函館支社はほぼ同型の大時計の設置を、同本社やデンマーク国鉄に要望している。設置場所は駅前バスターミナルや周囲の百貨店などからの見やすさを考慮し、駅正面向かって左側にする考えだ。

 旧駅舎の大時計がシンボル的存在だっただけに、新駅舎建設の際にも時計の設置を計画。しかし、計画ではデジタル時計だったので、デザインを重視するデンマーク国鉄側との協議で見送られた。

 ただ、大時計を求める市民の声は根強く、函館市は今年5月、JR北海道に設置を要請。同支社も新駅舎1周年を契機に、同本社に設置を求めていた。

 同支社の菅原重光支社長は「できるだけ早く取り付け、市民の要望に応えたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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