上ノ国夷王山まつり・ばん馬や演歌まつりに沸く

update 2004/6/21 10:32

　【上ノ国】上ノ国町の夷王山神社例大祭・夷王山まつり（主催・上ノ国町観光協会）が２０日、開かれた。小雨が降り続くあいにくの空模様の中で、夷王山を中心に、勇壮なばん馬競走や演歌まつりなどのイベントが催された。

　夷王山の特設コースで行われた第３２回道南地区ばん馬大会には、道南各地から約５０頭が出走。重い鉄製のそりを引いたばん馬が、２カ所の障害が設けられた約２００メートルのコースを力いっぱい駆け抜けた。急坂に差し掛かると、馬の荒い息づかいと、騎手がむちを入れる鋭い掛け声が響いた。

　見物客からは「頑張れ」「あと少しだ」と盛んな声援が送られ、人馬一体の好レースが繰り広げられた。また、レース中には５人１組でそりを引く「人間ばん馬大会」も行われ、会場を沸かせていた。

　午後からは「第１６回演歌まつり」が、雨天のため町民体育館に会場を移して開幕。函館出身の歌手、佳山明生さんらが「酔わせてくださいもう少し」の歌詞で大ヒットした「氷雨」など、数々の名曲を披露。町内外から集まった大勢のファンが熱心に耳を傾けた。

提供 - 函館新聞社

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