I・J・Uターン希望相談者増
update 2004/6/21 10:32
函館市が行っている「I・J・Uターン希望者相談」の2003年度の利用件数が9年ぶりに増加し、100件となったことが、市のまとめで分かった。ただ、函館での就職がかなった人は、前年の9人から6人に減少。「スローライフ」が提唱される中、函館定住を考える人が増えていながら、魅力的な雇用が少ない現状が浮き彫りとなった。
1990年から開始された事業。相談件数は、94年度の213件をピークに減少傾向が続き、2000年度に100件を割り98件に。02年度には75件まで落ち込んでいた。
I・J・Uターンを希望する新規登録者は、02年度の39人から30人に減少。有効登録者数も同157人から132人に減った。
市労働課では「将来は函館に戻りたい、住みたいとの希望が増していながら、現状では条件が整わず、あきらめているケースが多いのでは」と分析。大企業の進出などで魅力的な雇用が創出されない限り、希望者の受け入れが進まないとの見方を示す。
I・J・Uターンの求人企業登録は02年度の68件から80件に増加したものの、採用企業数は2年連続で1社と低調。同課では「企業誘致などの施策と連動させながら、受け入れの地盤作りに努めたい」としている。
問い合わせは、同課TEL21・3308。
提供 - 函館新聞社
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