帆越山トンネル、8月にも供用開始へ

update 2004/6/20 16:42

 【大成】函館土木現業所が整備を進めている、大成町富磯から太田を結ぶ道道北檜山大成線の「帆越山(ほごしやま)トンネル」が8月3日正午に供用開始することが決まった。開通当日は午前11時から、住民によるテープカットやトンネル見学などのイベントを予定している。

 同トンネルは当初、8月下旬以降の開通を予定していたが、仕上げ工事が予定よりも早く終わったため、供用開始時期を早めた。今月中にも防災設備工事、坑口周辺の道路舗装を完了。7月中旬には事前防災訓練を行い開通に備える。

 全長1857メートル、幅7・5メートル。総工費は約46億円。2000年度に整備に着手した。トンネルの供用開始で、町役場がある都地区から約15キロの距離がある、同町太田地区(31戸・64人)への交通アクセスが大幅に改善する。現在使用中の旧道は同トンネル開通後は、落石などの危険が大きいため、一般の立ち入りを禁止する。

 同線では、道開発局が同町太田地区と北檜山町新成地区を結ぶ「北成トンネル」(全長約7キロ)も整備中。2006年度以降に完成する見通し。開通すれば、日本海沿岸で唯一の道路不通区間が解消される。

提供 - 函館新聞社



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