道南四季の杜公園、開園10カ月で入園者24万人
update 2004/6/20 16:41
津軽海峡や函館市街を一望できる「道立道南四季の杜(もり)公園」(函館市亀田中野町)の入園数が、開園から10カ月で24万人を超えた。部分オープンの状態にもかかわらず、当初想定した全面供用時の年間入園数に達した格好だ。しかし、冬期間の入園数は全体の1%にも達しておらず、同公園を管理する市住宅都市施設公社は冬場の催事などを模索し、さらなる来園者増につなげる考えだ。
同公園は、五稜郭公園の約2・5倍の65・5ヘクタールの広さを持つ、道南初の道立公園。2003年7月20日に「花の丘」と「野原の丘」の2ゾーンが先行オープンしており、05年春には全4面開園する。道内7番目の道立公園として1998年に着工。総工費は約51億円。
函館土木現業所によると、入園数(10位未満切り上げ)は24万7740人。ゾーン別でみると、花畑の広がる「花の丘」は約6万8930人、複合遊具施設のある「野原の丘」は約17万8120人。
月別では、7月の開園から11日間で、1万9100人を記録。8、9の両月は5万人を超えた。10月もにぎわい、開園から3カ月ほどで、17万9900人が詰めかけた。
ただ、1―3月の冬季は、わずか690人と振るわなかった。夏季はイベントや講習会などで集客を見込めるが、冬季は人出がまばら。一部施設も使用できなくなり、雪原でそり遊びをする子どもたちの姿を目にする程度。同公社は「冬も楽しめるよう、雪原にクロスカントリーコースを設けるなどしたい」と話している。
道南四季の杜公園 公園内には、昨夏開園した「花の丘」「野原の丘」と、来春開園予定の「小川の里」「里の森」の4ゾーンがある。入り口付近の「花の丘」には、4500平方メートルの花畑「ヒースガーデン」があり、エリカやカリーナなど北西欧州に自生するツツジ科の植物約6万5000株が咲き誇る。その東側に広がる「野原の丘」には、高さ約6メートルのジャングルジムや直径約5メートルの布袋製トランポリンなどの複合遊具施設のほか、炊事場やトイレなどの設備が整うバーベキューコーナーがある。来春オープン予定の「小川の里」「里の森」では、小川や水田跡など、現地の自然を生かす形で整備される。
「花の丘」は午前9時―午後5時。「野原の丘」は同10時―同4時。入園無料。問い合わせは、同公園管理事務所TEL0138・34・3888。
提供 - 函館新聞社
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