勝山館跡ガイダンス施設を仮オープン
update 2004/6/19 10:20
【上ノ国】上ノ国町教委が同町勝山の国指定史跡「上之国勝山館(かみのくにかつやまだて)跡」で整備を進めてきた「勝山館跡ガイダンス施設」が18日に仮オープンした。
夷王山山頂近くに建設された同施設の眺望は抜群。復元整備が進む勝山館と、背後に広がる中世の土葬・火葬墓が密集する「夷王山墳墓群」を眺めながら、両遺跡で発掘された多彩な遺物、遺構の復元模型、写真パネルなどを見学できる。
屋内では、遺跡から出土した複数の土こう墓を忠実に再現したレプリカ(複製品)が目を引く。銅銭や漆製品などの副葬品や墓の周囲に石を配した様子など、土こう墓の出土状況を知ることができる。
同施設は史跡指定地内にあり、遺構の再現を条件に文化庁が建設を認めた経緯がある。
15世紀に松前藩の始祖・武田信広が築いた山城とされる、勝山館の全体模型(200分の1)を中央に配置。早速訪れた見学者は、現在の風景と見比べながら、歴史のロマンに思いをはせていた。
入場無料。開館時間は午前10時から午後4時まで。毎週月曜日と祝日の翌日は休館日。仮オープンは8月22日まで。詳しい問い合わせは、同町教委文化財課TEL01395・5・2230へ。
提供 - 函館新聞社
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