上ノ国・工藤町長 乙部、厚沢部の判断受け「4町協議の継続困難」
update 2004/6/19 10:20
【上ノ国】上ノ国町議会の市町村合併に関する調査特別委員会(岩城昇委員長)は18日、同町と江差町など桧山南部4町による合併特例法下での合併について、厚沢部・乙部両町議会が、時期尚早と判断したことを受けて「4町協議の継続は困難」とする一方、合併の可能性を今後も模索するとした委員長報告案を了承した。22日開会の第2回定例会で報告する。
同委は、桧山南部4町合併協議会(会長・濱谷一治江差町長)が解散した後も引き続き、将来的な合併の可能性を模索するとの方針を確認した。
工藤昇町長は「4町協議の継続は困難と感じている」と説明。その上で「自立した町の将来像を町民に示す必要がある」と述べ、協議会解散後は速やかに抜本的な行財政改革を検討する考えを強調した。
会議では、複数の委員から「合併による(財政上の)スケールメリットは大きく、簡単に時期尚早との結論を出すべきではない」「財政的に合併が可能となるようなマチづくりを今後は進めるべき」などの意見が出された。
同町長は会議後、「自立の道筋を付けた後に、まちづくり議論を中心とする、本来あるべき合併の姿を考えたい。(新たな枠組みによる)特例法下での合併は考えていない」と述べ、協議会解散後も新たな枠組みによる合併協議には参加せず、財政再建を優先させる考えを示した。
提供 - 函館新聞社
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