函館どつく 債務超過減少、経営の健全化すすむ

update 2004/6/17 10:04

 経営再建中の函館どつく(本社・函館市弁天町、村井英治社長)が16日に発表した2004年3月期決算は、売上高が前期比8・6%減の182億7400万円、経常利益は同41・5倍の8億3000万円と減収増益だった。当期(最終)損失を同35・8%減の16億8000万円と大幅に減らし、債務超過も同44・9%減の11億2900万円に圧縮しており、経営の健全化がうかがえる。

 メーンの新造船部門は、中国の好景気に伴う需要で実績が前期を上回り、売上高は同1・1%増の90億5500万円。他の2部門は、橋りょう工事部門が同8・3%減の46億8000万円、修繕部門は同23・7%減の45億3800万円と前年割れだった。経常利益は、名村造船所(同・大阪市)との資材共同購入などのコスト削減で確保した。

 当期は、03年4月からスタートした5カ年の再建計画で掲げた、04年3月期から経常利益5億円以上という目標をクリア。08年3月期の経常利益10億円達成に迫る勢いだ。債務超過も当初の90億円から12%まで減少しており同社も手応えを感じている様子。年間5隻の建造体制を、05年度から年6隻に強化する予定で、再建に弾みを付ける。次期の見通しについては「当期並みの業績を確保したい」(同社)と話している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです