乙部町議会「4町合併は時期尚早、広域連携深めるべき」

update 2004/6/17 10:04

 【乙部】乙部町議会は16日、檜山南部4町合併に関する特別委員会(川上憲満委員長)を開き、合併特例法の適用を視野に、同町と厚沢部、江差、上ノ国の3町で進めている、法定協議会での合併協議について「現時点での合併は時期尚早」とする委員会報告をまとめた。25日開会の第2回定例町議会で報告する。

 報告案は「合併を否定するものではないが、現在の状況は町民の多くが乙部町の生き残りを望んでいる」と結論。今後の合併協議の在り方については「4町が痛みを分かち合いながら、広域連携を深めることで一層の行政経費の削減に務めるべきだ」として、道町村会(会長・海老澤順三上磯町長)が提唱する「連合自治体」構想の実現に向けた4町間の協調を促した。

 会議終了後、川上委員長は「国の三位一体改革などの状況を踏まえ、数年後には新たな合併の波が訪れることも予想される。それまでは広域連携の強化により、行政コストを削減しながら各町が生き残りを図るべき」と述べた。

 4町は、合併協議継続の是非について、7月9日の次回法定協で最終判断を表明する。江差町議会は15日に、特例法適用を目指した協議を継続すべきとの方針を確認。厚沢部町議会は16日に特別委を開いたが、結論を17日に持ち越した。上ノ国町議会は18日に特別委を開く予定だ。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです