大野和雄さん追悼集「好きです函館」発行
update 2004/6/16 10:10
元函館大学学長でまちづくり活動などに尽力した故・大野和雄さんをしのぶ追悼集「好きです函館」が、市民団体「函館プロモーション・ビューロー(HPB)」から発行された。17日には、大野さんと生前親交のあった有志によりしのぶ会が開かれ、追悼集をお披露目する一方、大野さんの足跡をあらためて振り返る。
大野さんは、1932年函館生まれ。函館有斗高校教諭を経て、函館大学教授となり、86年から3年間学長を務めた。専門はマーケティング論。函館都市計画審議会会長など公職にも多く就き、昨年5月に70歳で亡くなった。
追悼集としのぶ会は、大野さんの呼び掛けで84年に発足したHPBが、一周忌に合わせて企画した。追悼集では、函館の活性化を目指し、「好きです函館」を合言葉に展開したHPBの活動をはじめ、大野さんの生前の原稿や写真を紹介。井上博司函館市長など、地元の著名人や活動仲間、友人ら22人が追悼文を寄せ、大野さんの行動的な活動ぶり、まちづくりに対する情熱、温厚な人柄、エピソードなどを思い起こしている。
追悼集は500部を発行。17日午後6時から五島軒本店で開く「大野和雄先生をしのぶ会」の出席者に配布する。しのぶ会への出席は当日まで、同店で受け付けている(会費3000円)。
編集作業などにかかわったHPB理事、外山茂樹さん(函館大妻高校校長)、斉藤サダさん(北栄測量設計専務)、岸部祐一さん(函館野外劇の会事務局長)は、「大野先生は函館のまちづくりをテーマに多くの人を動かし、オピニオンリーダーとして行動していた。あらゆるところへ種をまき、それが今の函館につながっている」と話している。
提供 - 函館新聞社
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