大型車両対象に産廃不法投棄防止検査を実施
update 2004/6/16 10:09
【七飯】産業廃棄物の不法投棄を未然に防ごうと、道南地域廃棄物不法処理防止連絡協議会が15日、七飯町の国道5号沿線で、産廃物の運搬車両など大型トラックを対象にした抜き打ち検査を行った。
6月の全国環境月間に合わせた取り組みで、街頭啓発を兼ねて実施。同協議会を構成する函館中央署と渡島、檜山両支庁、七飯町から10人が調査に当たった。
函中署が同道を走行する大型トラックを駐車スペースに停車させ、両支庁担当者らが排出事業者や搬送先などを記した廃棄物処理管理票(マニフェスト)などを確認。運転手にパンフレットなどを手渡し、産廃物の適正処理について理解を求めた。
1時間にわたり車両16台を検査したところ、1台が産廃物を運搬していた。この1台は、積載物の重量や内容、搬入先などで、マニフェストの一部が不適切だったため、同協議会が廃棄物排出事業者に指導した。
また同時に、脱税を目的に重油や灯油を混ぜる不正軽油を監視するため、軽油抜き取り調査も行った。担当者が200ミリリットルの軽油を抜き、灯油や重油に含まれる化学物資「クマリン」の有無などを調べた。検査した7台からは不正軽油は検出されなかった。
提供 - 函館新聞社
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