父の日商戦追い込み

update 2004/6/12 10:19

　２０日の「父の日」に向け、函館市内のデパートや大型スーパーでは、追い込み商戦に入っている。「ことしは他人と違うものを」と考える人が多く、ニーズが多様化。各店にとっても商品の絞り込みが難しい状況だが、ディスプレーや特典に工夫を凝らし、独自の「イチ押し」を展開する。財布やバッグなどの定番商品を軸に、各店がしのぎを削っている。

　イトーヨーカドー函館店（美原１）は「品数が豊富なうちにじっくり選びたいというお客さまが６月上旬ごろから訪れている」と入り込み状況を説明。「マッサージチェアを購入した人もおり、選ぶ商品は多様化している」という。

　テーオーデパート（梁川町１０）では、他人と違う物を贈りたいという人に、「ボットーニワイシャツが人気」という。通常のワイシャツよりも襟が大きく、第１ボタンが２つあるのが特徴。２０―３０代の若い層から火が付き、今では６０代の男性も自分用にと買い求めるほど。同店は「仕事着のカジュアル傾向からくる、スーツ需要の減少も関係があるのでは」とみている。

　サービスの充実で顧客の拡大を狙った初企画をするのは丸井今井函館店（本町３２）。５２５０円以上の対象商品購入者にさまざまな商品をプレゼント。靴の脱臭剤や台所用せっけんなど６種類あり、「好評ならば以降も続けたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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