馬の歩みで100`目指す―ドサンコキャラバン八雲に向けて出発
update 2004/6/11 10:08
「馬が通る道」づくりと、馬文化紹介を目指すドサンコキャラバン隊が10日、函館市内から八雲町までの約100キロの旅に出発した。スタート時は雨模様のあいにくの天候だったが、東京、札幌などからも含む総勢12人の一行は、ゆったりしたとした馬の歩みに身を任せ、のんびりとゴールを目指している。
北海道うまの道ネットワーク協会(本部・札幌)が企画、地元の函館どさんこファーム(池田茂代表)と共同で実施。同協会はうまの道や休憩施設の整備を目指しており、ドサンコ発祥の地とされる道南でのキャラバンを通じて、一般道での馬の通行の具合やコースを確かめ、通行する車や人に活動をPRする。
この日は午前10時半ごろ東山町のどさんこファームを出発。笹流ダムなどを経由、函館新道の側道を通って七飯町を方面に向かい、初日の目的地である大沼湖畔のJR銚子口駅付近には午後4時半ごろに無事到着した。11日には森町濁川に泊まり、12日にゴールする予定。
スタート直後は雨が激しく降り、主役の5頭にとっては大変なコンディションだったが、道立道南四季の杜公園で昼食休憩した時には、周囲の草を食べるなど終始元気な様子。参加者は周囲の景色を楽しみながら、ポックリ、ポックリと進む馬に身を揺らしていた。
同協会の紹介で参加した、埼玉県の寄木節子さん(63)、福田克子さん(59)、東京の押方千恵子さん(57)は「ドサンコは安定感があってとても乗りやすい。北海道内が馬の道でつながる夢のお手伝いができれば」と笑顔。隊長を務める池田代表は「10年以上前から描いていた計画。今年で終らせず札幌までの道のりを調査したい」と意気込んでいた。
提供 - 函館新聞社
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