青函同時開業期成会「新幹線問題は佳境、着工可能な予算を」

update 2004/6/11 10:08

 函館市内の経済団体らでつくる新幹線青森・函館同時開業促進期成会(会長・森川基嗣函館商工会議所副会頭)は10日、函館市大森町のホテル函館ロイヤルで2004年度の総会を開いた。昨年に引き続き、陳情、啓発活動を実施するなど本年度の事業を決めた。

 会員ら約80人が出席。森川会長は「新幹線問題は佳境を迎えた。早期着工可能な予算を付けてもらいたい。青函同時開業目指して尽力を」と呼び掛けた。

 総会終了後、整備新幹線に関する勉強会が開かれ、渡島支庁の佐藤和哉地域政策課長が講演した。現在建設中の区間の整備が終わる2013年度以降の5年間に見込まれる建設財源1兆円を先取りし、05年度からの新規着工費用に充てる、とする2日の自民党特別委員会で決まった同党案を解説。新規着工3線の開業年度や財源が明確でないことなどを説明した。

 また公共事業縮減の流れを踏まえ、「すでに新幹線が整備されている地域などに対し、国の財政状況が厳しい中、どうして新幹線が必要なのか、しっかり説明しなければ」と提言。「3新規着工区間のうち、少しでも多く道新幹線に来年度予算が配分されるよう、年末の政府予算案編成時まで、北海道知事を先頭にするなど、北海道が一体となった行動が必要」と述べた。

提供 - 函館新聞社



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