水族館「社会教育的施設」に 整備方針決める

update 2004/6/8 10:03

 函館市水族館建設基本構想策定委員会(桜井泰憲会長)は7日、市役所で3回目の会合を開き、水族館整備方針は「社会教育的施設」とすることを決めた。これにより、内容の重複が考えられる、北洋資料館の統合、移築についても、同委員会で話し合うことにした。

 会合では、海をキーワードとして合併する5市町村の合併記念事業として水族館を整備することを確認。4町村の住民の意見も、正式な合併後、何らかの形で組み入れる方向で調整することとした。

 運営面では、市が「公設民営方式」を打ち出しており、市の負担が無制限にならない方法を検討することで一致。ただ、2班に分かれて行った国内の水族館視察の結果などから、運営の難しさを指摘する委員もおり、「教育施設で利益も見込めるうまい方法があるだろうか」との声も上がり、課題を残した。

 今後は、6月中にも市民アンケートを行い、民意を踏まえた議論をしていくことにしており、次回会合はアンケート結果の出る7月中旬に開く予定。

提供 - 函館新聞社



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