上磯前浜でホッキガイ漁解禁
update 2004/6/8 10:02
【上磯】上磯町の特産、ホッキガイの漁が7日、町内一帯の前浜で始まった。大きさは平年並みで、丸々と太った貝が次々と水揚げされた。初日は磯舟58隻が七重浜沖などに出漁し、1・4トンを漁獲。産卵期で禁漁となる、来年3月いっぱいまで続く。
専用のヤスを使って貝を探す伝統の「突き漁」で、箱メガネは使わない。漁師は長年の勘を頼りに5、6メートルの棒の先に4本のつめが付いたヤスを巧みに操り、200グラムほどに育った貝を舟に引き揚げた。
ホッキガイは今年から始めた貝殻の色分け後、重さを計り市場に。全体の約9割が福島県や函館の業者に卸される。本年度の水揚げ量は、昨年度並みの約110トンを目標にしている。
上磯郡漁協上磯支所(浜谷正明支所長)では、ホッキガイを1キロ400円で販売する。事前に申し込みが必要。問い合わせは同支所TEL73・3171。
ホッキガイはバカ貝科の2枚貝で、別名をウバ貝ともいう。浅瀬の砂地に生息する。貝殻の色は砂で決まり、黒か茶が一般的だ。
提供 - 函館新聞社
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