大型連休の観光客、宿泊・観光施設は好調
update 2004/6/6 11:00
日本銀行函館支店(山沢光太郎支店長)は、大型連休(4月29日―5月5日)の函館の観光客入り込み動向をまとめた。曜日構成に恵まれ、JR、宿泊・観光施設は共に好調だったが、函館空港の利用者は前年割れ。同支店は「夏場のトップシーズンに向け不安視する声もあり、対策が必要」とみている。
観光施設では、函館山ロープウェイが前年同期比33・5%増の6万8800人、五稜郭タワーが同11・1%増の3万1000人とともに2けた台の伸び。函館市内の主要ホテルは、宿泊者数が同10―20%増に上った。
JRは4月28日―5月5日で、海峡線(本州方面)の利用者が同47・9%増の6万4500人、函館線(札幌方面)が同22・4%増の7万3700人と前年を大きく上回った。一方、函館空港の乗降客数は、4月27日―5月5日で、同3・7%減の6万3200人だった。
同支店は曜日構成以外にも(1)新型肺炎(SARS)の影響で昨年低迷した海外旅行者が回復(2)NHK大河ドラマ「新選組!」による新選組ブーム―など好調要因を説明。ただ、函館空港の国内主要路線が、東京線で2便、大阪・名古屋線で各1便減少した上、修学旅行生もここ数年減っており、「関連企業や行政が連携を深め、迅速に取り組むことが望まれる」としている。
提供 - 函館新聞社
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