03年度渡島管内観光客入り込み数 道内客が大幅に減少
update 2004/6/5 09:57
渡島支庁は4日、2003年度の管内17市町村の観光客入り込み数(速報値)を発表した。総数は1234万4400人(前年度比4・7%減)で、2年連続の減少となった。道外客は微増したが、道内客が大きく減少した。
道外客は前年度比2・2%増の603万1800人、道内客は同10・5%減の631万2600人。構成比は51・1対48・9(前年度は54・4対45・6)だった。
上半期(4―9月)は前年度比3・6%減の817万400人、下半期(10―3月)は同6・8%減の417万4000人だった。
渡島支庁は、上半期の減少要因を「5月の大型連休に合わせサクラは開花したが、4月の統一地方選挙、冷夏や台風の影響で、道内客を中心に観光客の入り込みが減った」とする。下半期は、9月の十勝沖地震や大雪の影響で道内客が減少したとみている。
市町村別では、前年度を上回ったのは大野町(55万2600人)や木古内町(2万2300人)など6町で、残り11市町村は下回った。前年度より23・8%増加した大野町は「温泉入浴客が増えたため」と分析。同21・9%増加した木古内町は「『フォーレストパーク・りろない』など観光施設の利用者が多かった」と要因を挙げる。
一方、大沼を抱える七飯町は228万1900人で同14・7%減の大幅ダウン。渡島支庁は冷夏などのほか、航空運賃の値上げや九州・沖縄方面への旅行人気などを要因に挙げている。
また、同時にまとめた外国人観光客の動態調査で、2003年度に管内の宿泊施設を利用した外国人観光客は5万9678人で、前年度より8・2%減少。上半期は2万1260人、下半期は3万8418人だった。国・地域別でみると、1位が台湾で全体の62%を、2位が香港で21%を占めた。宿泊外国人の減少については、「上半期に新型肺炎SARSの影響で台湾・香港を中心とした東アジアからの国際チャーター便が運休したため」としている。
提供 - 函館新聞社
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