函館商工会・高野会頭続投の意向

update 2004/6/5 09:56

　１０月に２期目の任期満了を迎える函館商工会議所の高野洋蔵会頭（７６）＝道水会長＝は４日、函館新聞の取材に対し、会員議員の要請を前提に続投する意向を示した。一部議員が２５日の通常議員総会に向け、再任を求める動きがあり、改選期を前に、留任が決まる可能性も出てきた。

　高野会頭は「ほかに適任者が立たず、皆さんから要請を受ければ」と述べた。正副会頭の任期は３年間で、高野会頭のほか、沼崎弥太郎氏（エスイーシー社長）、泉清治氏（函館空港ビルデング社長）、柳沢勝氏（魚長食品社長）、森川基嗣氏（森川組社長）の４人の副会頭も１０月が任期満了。高野会頭は続投した場合、４人に再任を求める考えで、現体制を維持するとみられる。

　同会議所は、北海道新幹線の青函同時開業や亀田、銭亀沢の両商工会との統合問題、函館国際水産・海洋都市構想の推進など、函館経済界にとって正念場を迎えており、実績のある高野会頭に続投を求める声は多い。

　高野会頭は２０００年５月に就任、２００１年１１月、２期目に就いた。

提供 - 函館新聞社

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