環状列石保存問題で、森町教委が青森などの遺跡3カ所を視察
update 2004/6/5 09:56
【森】道縦貫自動車道の建設ルート上の鷲ノ木5遺跡で見つかった道内最大の環状列石(ストーンサークル)を保存、活用する際の参考にするため、森町教委は1、2の両日、青森、秋田県の環状列石3カ所を視察した。
視察したのは青森市の小牧野遺跡と、秋田県鹿角市の大湯環状列石、同県鷹巣町の伊勢堂岱遺跡の3カ所。
伊藤忠義教育長によると、最初に訪れた小牧野遺跡では、保存はするものの周辺の施設整備は行わないとする現地の取り組みを視察。森と同様、縄文時代後期(約4000年前)の環状列石が2基ある大湯では、鹿角市が02年4月に開館した体験学習施設「大湯ストーンサークル館」を見学、年間約4万人の入り込み客があることなどが示された。また、伊勢堂岱遺跡では、環状列石4基の発掘が進む状況を視察した。
伊藤教育長は「環状列石を保存する場合、少なくとも大湯のような施設が必要になってくるが、費用面や、整備するまでの期間が問題になる」とした上で、「住民がボランティアで入り込み客に対応する例などもあり、参考になった」と話している。
提供 - 函館新聞社
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