03年度桧山管内観光入り込み158万人

update 2004/6/4 10:09

 【江差】桧山支庁は2003年度の管内観光客入り込み状況(速報値)を発表した。入り込み総数は158万5500人で、前年度より2万1300人(1・3%)減少した。同支庁は、天候に恵まれた5・6月は観光客が増加、夏場も前年並みに推移したが、冬季のイベントが悪天候に見舞われたほか、雪不足でスキー客が減少したことが影響したと分析している。

 入り込み客のうち、道内客は128万4600人(同2・5%減)。道外客は奥尻町を中心に5町で増加して30万900人(同3・9%増)と好調に伸びた。道内外合わせた日帰り客は132万3800人(同1・3%減)、宿泊客は26万1700人(同1・5%減)。

 町別では、江差町は55万7800人(同3・8%増)。江戸幕府の軍艦を復元した開陽丸のリニューアルオープン(4月)、50回目を迎えた、かもめ島まつり(7月)が好条件となった。上ノ国町は7万5500人(同2・4%増)で、初開催の海洋牧場まつり(7月)や重要文化財の旧笹浪家住宅の暫定公開(8月)、花沢温泉の町外利用者増加などが押し上げた。

 厚沢部町は14万1600人(同8・7%減)で、冷夏や悪天候に伴うイベント中止が影響した。「海のプール」など、主要観光施設が屋外にある乙部町は、冷夏の影響で17万7400人(同16・4%減)と大幅ダウン。対照的にあわびフェスティバル(5月)が過去最高の入り込みを記録した熊石町は、青少年旅行村などの利用者増加もあり、15万4800人(同11・4%増)と大幅に伸びた。

 北海道南西沖地震から10周年を迎えた奥尻町は、メディア効果や観光バスを対象に復路のフェリー料金を無料にするなどのキャンペーンに取り組んだ結果、5万7600人(同4・2%増)となり、前年度比で11%増の伸びを記録した02年度に続き、大きな伸びをみせた。

 管内北部では、旧石器文化館がオープン、クアプラザピリカも改装した今金町は、11月まで順調に伸びたが、雪不足の影響でスキー客が減少し、10万8700人(同5・6%減)だった。大成、瀬棚両町はともに減少、北桧山町はパークゴルフ場のコース増設が観光客の増加に結び付いた。

提供 - 函館新聞社



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