函館の絵手紙10年・7月に創始者講演会

update 2004/6/4 10:08

 はがきに大きな絵と文字を自由に書く絵手紙。手軽さが魅力で、道南でも年々人気が高まっている。その絵手紙が函館に紹介されてことしでちょうど10年。記念行事として7月23日には函館国際ホテルで絵手紙の創始者で日本絵手紙協会会長の小池邦夫さんの講演会が開かれる。企画した函館絵手紙10周年記念実行委員会代表の北出喜代彦さん(67)は「一つの節目に創始者の言葉に耳を傾けてみませんか」と来場を呼び掛けている。

 函館の絵手紙は、北出さんが1994年5月に北浜湯(閉湯)で開講した「番台画廊」絵手紙教室が始まり。翌年に市公民館で絵手紙講座を開講すると「ヘタでいい、ヘタがいい」という気軽さが受け、道南の郵便局、公民館、各町会などでも開かれるようになり、数年で広範囲に広まった。

 北出さんが講師などとして携わった教室は約30カ所。現在の生徒数は350人だが、「このほかの教室や、生徒の入れ替わりなどを考えると絵手紙にかかわる人は千人単位になる」と北出さん。

 今回は「函館絵手紙をひろめよう実行委員会」が中心となり、10周年記念行事を企画した。さらなる普及と原点回帰を目的に、北出さんが師と仰ぐ小池さんに講演を打診。同氏の快諾を受けて、講演会が実現した。

 小池さんは1941年愛媛県松山市生まれ。東京学芸大書道科在学中に絵手紙を始めた。雑誌の企画で1年間に6万枚の作品を書き、話題となった。96年に日本絵手紙協会設立。

 小池会長の来函は96年10月の市公民館主催の文化講演会以来2回目。今回は「絵手紙を語る」の題で講演、絵手紙の神髄などについて語る。北出さんは「函館で小池会長の話が聴けるのは恐らく今回で最後。実技などはせず、創始者の心と言葉に浸ってほしい」という。

 入場料は3000円で軽食、コーヒー付き。また、小池会長のオリジナルポストカード(2枚)をプレゼントする。会場には小池さんの作品20点も展示する。入場券は事前販売のみで当日発売はない。

 入場希望者は、各郵便局に備え付けの払込取扱票で口座番号02760―9―37360(函館絵手紙10周年記念実行委員会)に入金する。折り返し発券する。問い合わせは北出さん47・4323。

提供 - 函館新聞社



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