「北水試だより」で今井さんの「大物マツカワ」が話題

update 2004/6/4 10:07

 【札幌】浜と水産試験場を結ぶ情報誌「北水試だより」第64号(道立水産試験場発行)に函館水試資源増殖部・今井義弘さんのリポート「噴火湾で漁獲された大物マツカワ」が掲載され充命拭⊃綮裟賁膕醗奮阿凌諭垢・蕕盍愎瓦鮟犬瓩討い襦・r

 「各水試トピックス」の一つとして発表された今井さんの報告によると、このマツカワは昨年11月10日、森町沖の底建網で漁獲された。全長73センチ、体重6・7キロで、鰈(かれい)の王様「王鰈(おうちょう)」のブランドにふさわしい大きさという。函館水試は2000年度から森漁港に水揚げされるマツカワの漁獲量、全長、体重、年齢を調査しており、これまでに約1800尾を測定してきたが、めったにお目にかかれない大物としている。

 人工種苗に特有の黒斑と標識の打ち込み跡があり、標識付きで放流された人工種苗で、5―6歳魚と推定される。えりも以西海域(日高・胆振太平洋、噴火湾)では98年度以降、毎年8―12万尾を放流、年間漁獲量もそれ以前の2―3倍に。したがってこの大物マツカワも「種苗放流効果」とみる。

 06年度以降は年間100万尾を放流、資源増大を目指す事業も始まり、「王鰈」が市場に並ぶ日が来るかも―と、消費者や地域住民にとっても夢いっぱいのニュースを発信している。

提供 - 函館新聞社



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