函館国際水産・海洋都市構想推進協が総会
update 2004/6/1 10:11
函館国際水産・海洋都市構想推進協議会(会長・高野洋蔵函館商工会議所会頭)は31日、函館市大森町のホテル函館ロイヤルで総会を開き、「国際水産・海洋総合研究センター」(仮称)の誘致活動など本年度の事業計画案を承認した。
総会には函館市、経済界、大学関係者の委員ら約40人が出席。本年度の新規事業に同センターの誘致活動や地域再生計画の実施、研究者・研究事業を紹介する冊子、CDの作成など9件を盛り込み、前年度を413万円上回る613万円の予算を決めた。
さらに、同センターの整備に向けた提案書を明らかにし、誘致する研究施設として新たに渡島支庁の水産改良技術普及指導所を明記。渡島中部、南部に分かれる施設の集約を道に要請するとしている。同センター隣接地に誘致する民間研究機関には、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)などを例に挙げた。
アドバイザーとして同席した学識経験者からは「非常に立派な計画だがどこも同じことを考えている。特徴がないと企業、研究者は集まってこない」と厳しい指摘があった一方、「国際的にも大変ユニークな提案。函館に海洋・水産研究の能力を集積できる」と評価する意見も寄せられた。
高野会長は「構想は緒に就いたばかりで、真価が問われるのはこれから」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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