水着商戦、今年はあつい?

update 2004/5/31 10:06

 函館市内のデパートや大型スーパーの店頭には、目にも鮮やかな水着が並び始めた。売上が見込めないとの理由でコーナーを作らない店舗と、逆に他店で展開しないため、例年より規模を拡大した店もある。早いところでは4月から徐々に売り場を拡張し、6月上旬には各店出そろう。

 各店は、ビタミンカラーと呼ばれるはっきりした緑や赤、黄などと、白に人気が集まると見ており、ラインストーン(人造宝石)でキラキラとした装飾を施したタイプも出ている。形は、上がタンクトップで下がビキニパンツのタンキニが昨年に引き続いての人気。ビキニよりも体形をカバーできるため、幅広い年代に需要があるという。

 4月下旬から特設会場を展開しているのは長崎屋函館店(美原1)。規模は例年並みだが、時期は少し早め。6月上旬までに約100アイテムをそろえる。タンキニ中心の品ぞろえで、「ビキニ上下とタンクトップ、丈の短いジーンズの4点で8295円のセットがおすすめ」という。

 今年から売り場を大きくしたのは、テーオーデパート(梁川町)。昨年の1・5倍の面積で売り込みを図る。「他店で大々的にやらない分、大きく展開すれば当店に来てくれる」と自信を見せる。

 子供用を中心にそろえ、差別化を図るのはイトーヨーカドー函館店(美原1)。「函館はほとんどの小学校でプール学習があるので良く売れています」と説明する。子供用の商戦は、授業の始まる6月下旬がピークで、水着の指定がないため、好みの色柄を選んでいるという。棒二森屋(若松町)と丸井今井函館店(本町)は、専用コーナーの設置を設けない。「売り上げがあまり見込めないので、特にコーナーを作らない」(丸井今井)と話している。

提供 - 函館新聞社



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