2003年度市内大型店売上高 12年連続で前年割れ
update 2004/5/31 10:06
函館商工会議所は、函館市内の第1種大規模小売店9店の2003年度売上高を発表した。前年度比8・5%減の580億5500万円で、1992年度から12年連続の前年割れで、現調査体制を確立した81年度以降最低。同会議所は、景気の冷え込みに伴う消費者の購買意欲低下に加え、8月の旧西武函館店(梁川町)の閉店が大きく影響したとみている。
ピーク(91年度)の1034億8600万円と比べると56・0%まで落ち込んだ。品目別では、サービスが同4・8%増の13億2100万円で前年を上回ったが、そのほかは、すべてが前割れ。主力の衣料品が同11・0%減の190億4300万円、身の回り品が同10・9%減の54億4400万円、雑貨が同11・8%減の59億2000万円―など軒並み二けた台の落ち込みをみせた。
3月の売上高は、前年同月比12・3%減の49億4700万円で、7カ月連続して減少した。03年度同様、サービスを除く全品目で前年を下回っており、メーンの衣料品は同14・9%減の16億5000万円。春物衣料を中心に動きが鈍かった。
調査は1981年度から、市内10店を対象に実施していたが、98年度にさいかデパート(松風町)が閉店したため、9店になった。
提供 - 函館新聞社
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