コスモバルクよく頑張った 函館競馬場にも大勢のファン訪れる

update 2004/5/31 10:05

 バルク無念もよくやった―。30日に東京競馬場で行われた第71回日本ダービー(GI・芝2400メートル)に、ホッカイドウ競馬のコスモバルクが地方所属馬として史上初めて出走、函館競馬場(函館市駒場町12)も“北海道の夢”を応援するたくさんの市民らでにぎわった。残念ながらバルクは8着に終わったが、多くのファンが競馬界の最高峰に果敢に挑んだバルクの走りをたたえた。

 門別・田部和則きゅう舎所属の牡の3歳馬。地方所属のまま日本中央競馬(JRA)のレースに挑み続け、8戦5勝2着3回(うち中央3勝2着1回)という安定した成績を誇り、ダービーでも出走18頭のうち2番人気に支持されていた。

 好天に恵まれた函館競馬場には、午前中から競馬ファンのほか、親子連れやカップルなどが次々と来場。青々とした芝生の上にシートを敷いてピクニック気分を満喫しながら馬券の検討を重ねた。家族4人で来場した青柳町の男性(31)も「バルクの馬券はしっかり買いました」と期待を膨らませてレースを待った。

 レースは午後3時40分にスタート。コスモバルクは五十嵐冬樹騎手を背に3番手を追走、4コーナーでは先頭に立ったが、直線で伸びきれず馬群に沈んだ。同競馬場のスクリーンにもバルクが後続にかわされる映像が流れると、あちこちで「あーっ」というため息が漏れた。

 函館市湯川町の男性(55)は「馬群の前の方でレースをしすぎてスタミナを奪われたのでは。北海道からの長距離輸送もこたえたのかも」と残念そう。初めて競馬場に来たという函館市高盛町の女性(24)も「コスモバルクを応援したんだけど…。でもやはり一番強いと思っているので、次に出走してきたらまた買います」と話していた。

 同競馬場によると、この日の入場者数は1万1303人(前年比271人増)で、同場内での売上金は1億6013万3800円(同98・3%)だった。

提供 - 函館新聞社



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