函館市が退職時特別昇給全廃を市労連に提案
update 2004/5/29 10:10
函館市は28日、函館市役所労働組合連合会(市労連)に対し、勤続20年以上の職員の基本給を退職時に引き上げ、退職金をかさ上げする「退職時特別昇給」制度の全廃を提案した。実施時期は示さず、今後の交渉を見極めながら判断する考えだ。
同制度は20年以上勤務した職員が退職する際、基本給を1号俸引き上げ、退職金を増額させる仕組み。今月1日で同制度を廃止した国が地方自治体にも全廃を要請していた。
市人事課によると、1号俸昇給で1人当たり月額3400円引き上げられ、退職金は約20万円増額する。全廃すれば、年間約2000万円の人件費削減になるという。
市労連の藤森敏弘委員長は「賃金など国を上回る見直しをしている中、大変厳しい提案と受け止めている。しかし、国の廃止もあり、組合員と十分に相談し、判断したい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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