コスモバルクいざ出陣、函館経由で東京へ
update 2004/5/28 10:09
30日に東京競馬場で行われる第71回日本ダービー(GT・芝2400b)に出走し、地方所属馬として史上初のクラシック制覇を目指す、ホッカイドウ競馬のコスモバルク(門別・田部和則きゅう舎)が27日、日高管内門別町から東京に向けて出発、同日夕には、函館港から青森行きのフェリーに乗った。港には函館経由での“出陣”を聞きつけ、見送りに駆けつける熱心なファンの姿も。また、函館でも、ホッカイドウ競馬の場外発売の売上実績が前年を上回るなど、コスモバルク人気が広がっているようだ。
コスモバルクは3月の弥生賞(GU・中山競馬場)で1着、皐月賞(GT・同)で2着に入り、競馬界最高峰の日本ダービーの優先出走権を獲得。地方競馬所属馬がダービーに出走するのも史上初めてで、大きな注目を集めている。
また、北海道競馬事務所によると、20日現在で、ホッカイドウ競馬の函館での売り上げは、計画比で25%、前年度比で20%それぞれアップ。「ホームページには各地から応援のメッセージも寄せられており、コスモバルク人気が大きいのでは」という。
この日、コスモバルクを載せた馬運車は門別町を午前11時ごろ出発。函館港には午後4時過ぎに到着し、同5時半発のフェリーで青森港へ向かった。青森からは東北道経由で陸路東京へと行き、28日午前10時ごろ到着予定。30日のレースに備える。
フェリーふ頭に来ていた、函館市内の会社員の男性2人は、「レース日から移動日を逆算して来てみた。とてもラッキー」と感激した様子。「長距離移動などで他の馬に比べて環境は厳しいと思うが、北海道代表としてぜひ頑張ってほしい。馬券はもちろん買う」と力を込めていた。
日本ダービーの勝馬投票券は28日から一部のウインズで、29日から全国で発売される。
提供 - 函館新聞社
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