道南の2003年確定申告、所得、納税額10年間で最低
update 2004/5/28 10:08
函館、八雲、江差の道南3税務署が27日発表した2003年分所得税の確定申告状況によると、納税者数は前年比2・3%減の2万2333人と5年連続の前年割れだった。所得金額は同6・1%減の989億5400万円、納税額も同9・1%減の47億8300万円と、ともに過去10年で最低。長引く道南の景気低迷が反映された形となった。
確定申告者は同0・3%増の8万3034人とほぼ横ばいで推移。還付申告者は、同0・2%減の4万5001人だった。
産業別でみると、商業主など営業所得者は不況の影響が色濃く、所得金額が同9・6%減の231億100万円、納税額が同10・7%減の14億8700万円。農業所得者は、所得金額が同47・1%増の32億9600万円、納税額が同61・2%増の1億3700万円と大幅な伸び。前年の水稲不作の反動や03年もコメの品薄感で価格が上昇したことが要因とみられる。
土地や株の譲渡所得の申告者は同16・2%増の1088人、所得金額は同15・1%減の51億2800万円で、個人事業者の消費税の申告状況は、納税件数が同5・1%減の1626件、納税額は同1・7%減の7億9700万円。贈与税は納税者が同12・5%減の587人、納税額は同23・7%減の1億4200万円となった。
提供 - 函館新聞社
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