本年度初水揚げのツチクジラ店頭に
update 2004/5/28 10:08
本年度の道南ツチクジラ漁で初水揚げされた1頭の生肉が27日、函館市豊川町の函館魚市場で競りに掛けられ、市内鮮魚店の店頭に並んだ。取引量は赤身約600キロ、骨などに付いた小切れ肉は約200キロ。赤身の卸値は1キロ当たり2700円の御祝儀相場で、昨年度の初水揚げよりも高値。1店の中卸がすべて買い取った。
市内新川町のはこだて自由市場内の辻商店は、例年並みの4キロを仕入れ、100キロ400円で販売。陳列した横に「松前産 生クジラ」と書いた経木を並べ、真っ赤な赤身と「クジラだよー」という店主の威勢の良い声で客を呼んでいた。
初水揚げの卸値は高めに設定されるため、今後の水揚げでは若干の安値が期待される。昨年は8頭平均で1キロ当たり1049円だった。
ツチクジラは1999年から割り当てがあり、今年は25日に解禁。6月末までに8頭を捕獲する予定で、1頭目は解禁日の昼すぎに捕獲した。同日午後7時に市内豊川町の豊川ふ頭に水揚げ、解体場でその日うちにさばかれた。
提供 - 函館新聞社
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