道南初の女性弁護士

update 2004/5/27 10:10

 大阪弁護士会に所属していた辻中佳奈子さん(34)がこのほど、函館弁護士会(嶋田敬昌会長)に登録した。女性弁護士の登録は道南で初めて。辻中さんは「離婚やDV(ドメスティックバイオレンス)など、事件や相談の内容によって、女性弁護士の方が話しやすいケースもあるはず。依頼者の期待に応えられるよう、頑張りたい」と話している。

 辻中さんは奈良県出身。弁護士の父・栄世さんの背中を見て育ち、関西大学法学部に在学中、「人と接し、人の役に立てる仕事」として志し、1999年に司法試験に合格した。

 司法修習生を経て、2001年10月から、大阪市内の弁護士事務所に勤務。主に企業関連の法務を担当した。依頼者から「女性の方で良かった」と安心されたケースもあったという。

 市内で弁護士事務所を開く、野末勝宏さんと昨年12月に結婚し、函館に移った。「スキーをするのが楽しみ。取れたての海産物のおいしさも格別」と笑顔を見せる。

 辻中さんは「弁護士としては、まだまだ駆け出しで、毎日が勉強です」と控えめに話す。その上で「刑事、民事を問わず、依頼者に信頼される弁護士を目指し、努力していきたい」と力強く語っている。

提供 - 函館新聞社



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