七飯・カーネーション摘花作業本格化

update 2004/5/26 10:06

 【七飯】全道一のカーネーション生産額を誇る七飯町で、各生産農家の摘花作業が本格化。今週から始まった共選に合わせ、ハウスの中で育てられた花々を均一に摘み、本州方面へと出荷している。

 JA新はこだて花卉(かき)生産出荷組合に所属する組合員のうち、半数にあたる約60戸がカーネーションを栽培しており、本年度は主力のスプレーカーネーションにスタンダードなどを含め、約2000万本の出荷を見込む。集められたカーネーションを選び分ける共選作業の開始は昨年より10日遅く、現在は週3回開催。来月中ごろからは毎日開かれるという。

 町内藤城の安藤良次さん(49)方では、ハウス40棟で20種類を栽培しており、ピーク時には1日1万本を出荷。現在は、白とピンクの花びらが愛らしい「ボレロ」という品種を約80センチの長さにそろえ、はさみで摘み取る作業が続く。切った後には枯れ葉や茎を取り除いて形を整え、共選に備える。

 安藤さんは「1輪咲くころが出荷のめど。ことしも順調です」と話している。     

提供 - 函館新聞社



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