函館空港にCIQ待機場設置へ
update 2004/5/24 10:04
函館空港のCIQ(税関・出入国管理・検疫)待ち時間を快適に過ごしてもらおうと、函館空港ビルデング(本社・函館市高松町)は、空港ターミナル内に専用待機場を設ける計画を進めている。機内で待機する乗客を空港内に入れ、くつろげる環境を提供するのが狙いで、CIQの待機施設を設けるのは、同空港で初めて。工事は来年5月に着工、11月の供用開始を予定している。
同社によると、同空港の国際線では、CIQ待機を原則、機内としている。130人程度のチャーター便の場合、待ち時間は1時間から1時間半で、長い時には2時間近くなる時もあるという。台湾などの海外からの旅行者が急増する中、函館市などから「お客さまの心証が良くない」との声が上がり、空港内に待機場を設けることを決めた。
施設は、西端の搭乗橋に隣接した幅3・5メートルの通路を7・0メートルに広げ、設置する予定。広さは約230平方メートルで、約150人分のベンチや自動販売機などを置くほか、モニターを敷設し、函館観光のプロモーションビデオを上映する。
ただ、待機場を設けても、時間短縮にはつながらない。CIQの中で、特に時間がかかるといわれている入国審査は、テロや外国人の不法入国などの問題で、厳重になる傾向。現在の3人体制から増員しなければ抜本的な解決にはならないため、市は以前から続けていた増員要請を強化する考え。
提供 - 函館新聞社
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