子どもの生活を考える会がポスター作成、協力者の家に配布
update 2004/5/22 15:12
子どもの非行防止や健全育成を推進する「子どもの生活を考える会連絡協議会」はこのほど、子どもたちの安全対策の一環として、ポスターを作製した。子どもたちが不審者などに危険を感じた際に逃げ込む、協力者の家に配布する。各地区や学校単位で実施する例はあったが、函館市全体に及んで取り組むのは初めて。こうした取り組みは他都市でも例が少なく、効果が期待される。
同会は函館市教委の呼び掛けで学校と家庭、地域が一体となって1982年に組織。現在は市内を10ブロックに分けて活動している。
今回は近年、全国的に学校を離れた場所で子どもが凶悪事件に巻き込まれるケースが多発していることから「少年少女セーブサポート運動」としてポスター1万枚を作製した。
ポスターは、子どもたちが不審者や変質者などに危険を感じたときに逃げ込める協力者の家に配布。ひと目で協力者と分かるよう、玄関など家の目立つ部分に張る。ポスターを張ることで、子どもたちに安心を与え、同時に事故や犯罪を未然に防ぐ抑止力につなげる。
市内では、同じような取り組みをこれまでもいくつかのブロックや学校単位で独自に進めていたが、全市にわたって取り組むことで、同会では一層の効果が上がるとしている。
同会事務局の函館千代田小学校・多賀谷智校長は「子どもの安全は最重要課題。共通に取り組むことで、一定の方向に浸透することを期待している」と話している。
提供 - 函館新聞社
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