五輪控え薄型テレビ人気
update 2004/5/21 10:07
8月13日のアテネ五輪開幕まで3カ月を切り、市内の家電量販店では、プラズマディスプレーパネルや液晶パネルなどの薄型テレビの売れ行きが伸びている。サッカーやバレーボール、野球などを、より美しく鮮明な画像で観戦しようと、消費者の関心が高まる「五輪特需」に商戦が過熱。特設コーナーの開設を予定するなど、各店はあの手この手で消費者を引き付けたい考えだ。
オリンピックイヤーの今年は、従来のブラウン管テレビからの買い換え需要が多く見込まれ、各店でし烈な販売合戦が繰り広げられている。メーカー各社も、昨年末から今夏にかけて、相次いで新モデルを発売。「五輪特需」に合わせ、シェア拡大を狙っている。
薄型テレビは、映像のなめらかさに加え、壁などに掛けられる使いやすさ、消費電力が少ないなどのメリットがある。ただ、値下がりしてきているとはいえ、ブラウン管テレビと比べると、まだ価格が高く、メーカーや販売店の特需への期待は大きい。
ヤマダ電機テックランド函館店(阿久沢好幸店長)の佐藤省吾家電フロアー長は「20―30インチで、25―30万の液晶テレビが売れ筋。DVDレコーダーやホームシアターセットと一緒に買い求める客も多い」と話す。同店は夏のボーナス商戦に合わせ、五輪特設コーナーなどを設ける予定だ。
一方、MAXデンコードー函館店(谷地賢光店長)は32インチの液晶テレビが1番人気。価格も40万円を切るものが多く、大きさの割に値ごろ感があることなどから人気を集めている。同店も6月下旬から、特設コーナーを設置し、売り上げ拡大を図る方針だ。
このほか市内の他店舗でも同様に、売り上げは好調で、夏に向け、販売競争は一段と加熱しそうな勢いだ。
提供 - 函館新聞社
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