渡島総合開発期成会、道新幹線要望で広域連携
update 2004/5/21 10:05
渡島管内17市町村でつくる、渡島総合開発期成会(会長・井上博司函館市長)は20日、函館市大森町のホテル函館ロイヤルで、本年度の定期総会を開いた。来年度着工へ向け最大のヤマ場となっている北海道新幹線について、同期成会は24日、桧山、後志、石狩3総合開発期成会と合同で、政府・与党整備新幹線建設促進プロジェクトチームや道選出与党国会議員らに要望することを決めた。各期成会が広域的に連携し、道新幹線要望をするのは初めて。
重点懸案事項の道新幹線については、「新青森―札幌間の全線フル規格の早期着工と完成」「東北新幹線新青森の開業と同時に、新函館までの暫定開業」「公共事業費の重点配分などによる建設財源の確保と地域負担に対する財源措置の充実、強化」―を要望書に併記する。
また、来年度の道開発予算に向けた要望事項をまとめた。主要要望事項は、(1)農業の振興(2)林業の振興(3)水産業の振興(4)安全な地域づくり(5)生活環境の整備や環境に配慮した地域づくり(6)保健・医療・福祉の充実(7)創造性豊かな人材の育成(8)歴史や文化を生かした地域づくり(9)交通ネットワークの形成(10)情報ネットワークの形成―の10点。
新規要望項目は31事業。緊急性が高いとして、駒ケ岳山ろくの自治体が要望する「課安地域防災機能強化総合治山事業」などを盛り込んだ。
渡島管内の各市町村の首長や議長らが出席。各市町村から挙げられた重点懸案事項を取りまとめた来年度の要望事項を原案通り決めた。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。