渡島の新規就農１５人

update 2004/5/20 10:04

　道がまとめた２００３年新規就農者実態調査によると、渡島管内の新規就農者は前年より４人少ない１５人にとどまった。農家子弟以外で新たに就農した「新規参入者」は２年連続でゼロだった。

　全道の新規就農者は前年比２６人減の６７１人で、渡島管内は１４管内のうち１２番目。管内の内訳は、農家子弟の新規学卒就農者が前年比２人増の９人、Ｕターン就農者が同６人減の６人。八雲、七飯両町の各４人、大野町の２人、知内、上磯、森、長万部、函館１市５町の各１人が家業を継いだ。経営形態でみると、「野菜」が７人、「酪農」が６人、「畑作」と「花き」が各１人だった。

　新規参入者として、２０００年に４人、０１年に３人が農業に就いたが、０２年と０３年はゼロ。全道１４管内のうち、新規参入者がいないのは渡島のほか留萌だけ。

　渡島支庁農業振興部は「道内の他の地域に比べ、渡島管内は土地の狭さなどのため、新規参入が難しいかもしれないが、いろいろな面で新規就農者を支援していきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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