29日に旭岡体験塾開塾 自然の中で農業や物づくりにチャレンジ

update 2004/5/20 10:03

 元気に屋外へ飛び出せ―。函館市内や近郊の有志が旧牧場を舞台に、子どもたちが農業や物作りなどに親しむ「旭岡体験塾」を立ち上げた。開塾式は29日で現在、参加児童を募集している。企画した同塾実行委員会(河島学代表)の事務局、中田嘉明さん(46)は「子どもたちが大自然の中でさまざまな体験をする試み。ぜひ、大勢にチャレンジしてもらいたい」と参加を呼び掛けている。

 市内の陶芸仲間ら約20人が昨年、趣味の活動拠点となる「大人の隠れ家」(中田さん)づくりを始めたことがきっかけ。市内旭岡町29の旧牧場を借り受け、家屋や牛舎の改築、牧草地の開墾などを進めてきた。

 ただ、実際に使用する日数は限られており、使われていない時間が多かったため、「子どもたちに施設全体を開放し、いろいろな体験をさせられないか」との声が上がり、開塾を決めた。

 事業の実施期間は5月から12月までの8カ月間。畑の土起こしや野菜の栽培をはじめ、使用する小屋の製作や陶芸、キャンプ、昔遊び会など、さまざまなプログラムを用意する。スタッフには実行委のメンバーに加え今後、学生やお年寄りなど、幅広い人材を募る予定だ。

 対象は現地へ直接来られる小学3―6年生(保護者同伴で同1、2年も可)。開塾式を皮切りに、毎月1、2土曜日の午前10時から開催する。教材費は1カ月2000円で、このほか保険料の1000円が必要となる。

 中田さんは「体験塾だけに限らず、いずれは一般にも施設を開放し、世代を超えて人びとが集う場所にしたい」と張り切っている。

 参加は、28日まで電話かファクスで受け付ける。申し込み、問い合わせはファクス50・3773、TEL46・5003。     

提供 - 函館新聞社



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