ガゴメコンブ商品開発へ共同出資会社設立

update 2004/5/19 10:05

 函館市内の水産物加工業や薬品製造業3社が18日までに、道南が主産地で、免疫機能を高める物質を含むガゴメコンブの商品を開発する会社を設立した。昨年スタートした産学官連携で新産業を創出する、文部科学省の「都市エリア産学官連携促進事業」の一環で、地元企業が共同出資し会社を立ち上げるのは初めて。健康食品や化粧品などの商品化を目指す。

 3社は道水(函館市豊川町、高野元宏社長)、マルキチ食品(同宇賀浦町、金子宏社長)、中山薬品商会(同大手町、中山浩一社長)。新会社は「バイオクリエイト」と名付けた。社長には高野氏が就任し、事務所は道水に設ける。

 商品化するのは、ガゴメコンブに含まれ、抗がん・抗アレルギー作用がある「フコイダン」と呼ばれる成分で、年内は事業計画を策定しながら、フコイダンの性質や抽出方法などの調査を進める予定。同事業の中核メンバーで、ガゴメコンブの研究を進める北大大学院水産科学研究科の安井肇助教授らの協力を得ながら、年明け以降、商品化を模索する。

 同事業は、函館地域産業振興財団が中心となり、20団体がガゴメコンブやイカなどの水産物に焦点を当て研究し、産業創出につなげるプロジェクト。文科省から年1億円の補助を受け、3年間取り組む。

提供 - 函館新聞社



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