トランク殺人被告に懲役20年求刑
update 2004/5/19 10:04
昨年12月、北檜山町で知人男性の首を絞め殺し、遺体を車に隠したなどとして、殺人と死体遺棄などの罪に問われた同町北檜山26、無職、石垣光一被告(34)の論告求刑公判が18日、函館地裁(園原敏彦裁判長)であった。検察側は「落ち度のない被害者を襲った、残忍で、まれにみる凶悪犯罪。酌むべき事情も何ら見当たらない」として、懲役20年を求刑した。判決は6月24日。
検察側は同被告が被害者の同町北檜山479、農水省道統計・情報事務所北檜山統計・情報センター長、岡伸夫さん(当時57)の殺害に至った経緯について、「金が目的だったことが強く疑われる」とした上で、同被告が岡さんの言動に立腹し、犯行に及んだと供述している点について、「仮にその通りだとしても、殺意を抱く理由にはならない」と指摘。犯行後、岡さんの失跡を装うため、事件を起こした岡さん宅の室内を片付けたことや、札幌で風俗店に繰り返し出入りしていたことなどを含め、「無反省極まりない。責任は重大」と結論づけた。
弁護側は最終弁論で「酒に酔い激高した上での偶発的な犯行。交通違反以外に前科もない」などとして情状酌量を求めた。また、石垣被告は最終意見陳述で「(言いたいことは)ありません」とだけ答え、結審した。
提供 - 函館新聞社
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