ミュージアム函館 クラシックカー200台購入展示へ

update 2004/5/18 10:10

 経営再建中の北海道振興(本社・札幌市)の旧函館ドック跡地に保管されているクラシックカー約200台を、函館商工会議所正副会頭らで設立した新会社が購入することが17日、分かった。契約は18日で、購入額は約1億5000万円とみられる。函館市も同日、市土地開発公社を通じ、北海道振興から同跡地の売買契約を結ぶ。JR北海道の空き商業施設「ピアマーケット」(同市若松町12)での展示に向け、本格的に始動する。

 同会議所の正副会頭らが立ち上げた会社は「ワールドクラシックカーミュージアム函館」。高野洋蔵会頭ら経済人10人が出資し、13日に設立した。資本金9000万円で、社長には柳沢勝・副会頭が就任、ピアマーケット内に本社を構える。

 ピアマーケットでの具体的な展示方法や日程などは、JR北海道や市などと協議し決める方針だが、展示台数は広さの都合上、70台前後になる見通し。残り約130台は、市に保管料を払い預ける考えで、隣接する市青函連絡船記念館・摩周丸と一体的な観光施設とする。

 同跡地をめぐっては、市が4月、産学連携で進める「函館国際水産・海洋都市構想」の拠点地として1億円で購入することを表明。同跡地に残されたクラシックカーについては、経済界の有志が買い取り、ピアマーケットに展示する方向で調整を進めていた。

提供 - 函館新聞社



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