函館空港の国際チャーター便好調

update 2004/5/17 10:03

 函館空港の2004年第1四半期(1―3月)の国際チャーター便利用客数が前年同期比61・4%増の2万785人に上り、過去最高のペースで伸びていることが16日までに、函館市の調べで分かった。発着便数も前年同期より50便多い174便と好調に推移。乗客の7割近くを台湾便が占め、依然として続く台湾の北海道ブームが下支えしている。このままのペースで進めば利用客数は、03年の5万6192人を大きく上回る9万人台に到達する勢いだ。

 市空港課によると、主な出発地別の利用客数と発着便数は、台湾が95便、1万4115人(前年同期63便、1万815人)、香港が17便、4604人(同1便、290人)、ユジノサハリンスク(ロシア)が56便、659人(同54便、631人)。とりわけ、台湾、香港で大きな伸びをみせ、北海道人気の定着ぶりがうかがえる。

 昨年は新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)の影響で、4―6月の台湾便がゼロだったが、ことしは夏場までに月間50便前後の運航を計画している。7月にも過去最高だった昨年の282便に並ぶ見通しだ。

 過去3年間をみると、第1四半期で年間利用客数の23―33%を占めていることから、3月までの実績を当てはめれば、ことしの年間利用客数は6―9万人になる計算。今後は韓国などからの発着便の動向が期待要素に加わり、年間利用客数が過去最高を更新する公算が大きい。

 市空港課は「計画段階ではっきりしたことはいえないが、このままの推移でいけば、利用客数増が期待できる」と話している。

提供 - 函館新聞社



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