ニシンルネサンス開幕

update 2004/5/17 10:03

 【松前】日本海沿岸のニシン漁の歴史や食文化を見直す、松前、江差、上ノ国の3町による広域イベント「にしんルネサンス」(実行委主催)が16日開幕し、松前町の松前藩屋敷では、繁栄をもたらした群来(くき)の再来を祈る「にしん奉告祭」が執り行われた。漁の活気を伝える、松前沖揚げ音頭も披露され、開幕に彩りを添えた。

 奉告祭では、主催者を代表して、打越東亜夫江差観光コンベンション協会会長が「ニシンが残してくれた財産は、歴史、文化、現在につながる人の交流。繁栄に思いをはせて、郷土の歴史や文化を深く知ってほしい」とあいさつ。前田一男松前町長は「ニシンは、この地で生きた先人のシンボル。ニシンで栄えた誇りを3町で共有して、ともに発展していきたい」と歓迎の言葉を述べた。

 川村正道議は「2007年に松前築城400年を迎える。松前の発展は江差、上ノ国があってこそ。3町が団結してニシンを通じた地域活性化を全国に発信したい」と述べ、新たなまちづくりの展開に期待を示した。

 イベントは昨年に続き2年目。今年から3町による広域イベントに拡大した。3町の飲食店など約80店ではニシンそばや料理を提供。3町の各1店、観光施設でスタンプを集めると3町の特産品が当たるスタンプラリーも始まった。松前町内では、まるに食堂、レストラン浦里、居酒屋こはる、小料理さくら亭、温泉旅館矢野が協賛。スタンプは、藩屋敷、松前公園の観光案内所に用意している。藩屋敷の和食レストラン「松前亭」はイベントを記念して、23日までの期間中、特製「ニシン街道弁当」(800円)を提供する。

 イベントの問い合わせは江差観光コンベンション協会事務局TEL01395・2・4815へ。

提供 - 函館新聞社



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