事業所の従業員数減少続く…工業統計調査

update 2004/5/17 10:02

　函館市の２００２年工業統計調査によると、市内の４人以上働く事業所の従業員数は、前年比７・４％減の９５８０人で、９年連続の前年割れとなった。同事業所数は、前年比９・１％減の４３２カ所、製造品出荷額は同０・３％減の２７５８億９７７４万円と、ともに２年連続のマイナスで、減少傾向。沈下する函館経済の様子が浮き彫りになっている。

　調査は同年１２月３１日時点で実施。今年３月までかけて分析した。それによると、同事業所の従業員数は、１９９３年の１万３７８７人をピークに減少の一途で、同年以降、０２年は初めて１万人台を切った。産業別構成は、食料品製造業が最も多く５４・３％。輸送用機械器具製造業が７・３％、金属製品製造業が５・５％―など。

　同事業者数を産業別でみると、最多は食料品製造業で３８・２％。金属製品製造業が１１・６％、印刷関連業が１０・６％、一般機械器具製造業が５・６％―などと続いた。

　製造品出荷額も食料品製造業が一番で３８・９％。次いで、飲料・たばこ・飼料製造業が３２・３％、輸送用機械器具製造業が７・４％―などだった。

提供 - 函館新聞社

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