箱館五稜郭祭が開幕
update 2004/5/16 16:23
第35回箱館五稜郭祭(同祭協賛会主催)が15日、晴れやかに開幕した。午前中の碑前祭では、関係者が函館市中島町の中島三郎助父子最後の地碑など、新選組ゆかりの地5カ所を巡り、箱館戦争で奮闘した志士たちに思いをはせた。午後からは五稜郭公園内の特設会場で土方歳三コンテスト全国大会が開かれ、千葉県の倉橋洋介さん(26)が迫真の演技を見せて優勝。また、ちびっ子土方コンテストも合わせて行われ、祭りは初日から大いににぎわった。
碑前祭は、午前10時、中島三郎助父子最後の地碑前からスタート。官軍などを装った関係者約30人が、同市谷地頭町の碧血碑、函館亀田八幡宮の開城会見の地、五稜郭タワー前の箱館戦争供養塔などで祈りを捧げた。同市若松町の土方歳三最期の地碑では、後に北海道の開拓を指揮した黒田清隆にふんした中野豊同祭実行委員長が献花。銃隊が空砲を打ち鳴らした。
土方歳三の最期を演じる「土方歳三コンテスト全国大会」には、全国各地から14人が参加。人がふんする馬を登場させたり、舞台から飛び出したりと、凝った演出もあり、約1000人の観客は大喜び。優勝した倉橋さんは「昨年に続いて2回目の挑戦。前回の雪辱を果たせた」と喜びを語った。
ちびっ子土方コンテストには、市内と近郊の4つの保育園と幼稚園から8チームが出場。6、7人のチームで、踊りなどのパフォーマンスを見せる団体もあり、かわいらしいやりとりに会場から大きな声援が飛んだ。審査の結果、七飯南幼稚園がつくる「スペシャルスターズ」が昨年に続き優勝した。
16日は、午後1時に維新行列・音楽パレードが同市中島町の中島廉売から出発。行啓通りでパフォーマンスを展開し、五稜郭公園特設ステージに到着後、開城セレモニーを行う。
提供 -
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。