新選組サミット開催 児童に剣術の出前授業
update 2004/5/15 10:07
幕末の志士、新選組の魅力をゆかりの地で探る、第2回新選組サミットin函館大会(同実行委主催、阿相博志大会長)が14日、函館市梁川町の函館千代田小学校と、同市若松町の函館ハーバービューホテルの両会場で開かれた。1部では、実行委のメンバーが同小学校で出前授業をしたほか、2部ではゆかりの地の関係者25人が出席し、共同宣言を採択。第3回目のサミットを7月15、16の両日、京都で開くことを確認した。
出前授業は「北の大地に夢と希望をもって!」をテーマに開催。実行委メンバーが、3―6年生約100人の前で「土方歳三ものがたり―歳三クンの青春グラフティー!」と題した寸劇を披露、幕末当時の時代背景を交えながら、その中で歳三が成長していく姿を演じた。映像やBGMを効果的に使い、明るくさわやかな内容に仕上げ、児童たちの拍手を浴びた。
また、登別伊達時代村の役者たちも来校し、新選組にふんして華麗な立ち回りを見せたほか、会場の中から児童10人に芝居の剣術指導をした。芝居用の刀を持った児童たちは、刀が抜けずに会場からの笑いを誘っていたが、役者相手に立ち回りをし、満足した様子。
千代田小学校では、総合的な学習の時間で「五稜郭の歴史」について勉強中。多賀谷智校長は「きょうの体験をきっかけにさらに関心を深めてもらえれば」と話し、児童会長の伊藤綾香さん(6年)は「昔のことが分かり、これからの勉強に生かしたい」と学習意欲を膨らませていた。
同ホテルで開かれた2部では、「新選組を題材とした縁(ゆかり)の地の交流と今後の活動」をテーマに会議。市内や大野町、京都、福島県会津若松などから観光協会や同好会、まちおこしグループの関係者が出席。新選組にかかわる活動を発表した。
その後、東京・土方歳三資料館館長、土方陽子さんが「多摩での土方歳三」、函館市史編さん室参事、紺野哲也さんが「箱館での新選組」と題し、それぞれ記念講演をした。
提供 - 函館新聞社
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