はこだてティーエムオー ひかりの屋台計画発表

update 2004/5/15 09:59

 JR函館駅前・大門地区の屋台村設置構想を検討してきた函館市の第3セクター「はこだてティーエムオー」(渡辺良三社長)は14日、同構想の事業計画を発表した。小規模店28店が軒を連ねる国内最大級の屋台村で、「ひかりの屋台」(仮称)と名付ける予定。7月上旬までに詳細を詰め、2005年夏に着工し、同年冬のオープンを目指す。

 建設予定地は、函館のタクシー会社が駐車場として活用している土地(松風町7)で、広さは809平方メートル。同社から賃借し、延べ床面積421平方メートルの平屋を建てる。店舗形態は、カウンターだけの店とオープンテラス併設型の2種類。屋台村の雰囲気を壊さぬように共用トイレも設ける。

 運営費用は出店者から賃貸料で賄う。コンセプトは「あたたかくもてなす」とし、地元・函館の食材を使った店を、和洋中から幅広く募る考え。全国に出店者を募集し、書類や面接など選考を経て決める。

 総事業費は9500万円で、8500万円を建設費に、残りを開業準備に充てる。同社が2000年の設立時から掲げていた「うまいもの領事館構想」が今回の発表で、ようやく具体化した格好。渡辺社長は「函館駅前再生の動きを加速させる、新たな集客拠点にしたい」と意欲をみせている。

提供 - 函館新聞社



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