ホルスタインものんびり 市放牧場開牧

update 2004/5/15 09:59

 函館市鉄山町の函館市放牧場が14日、本年度の開牧をした。初日は乳用牛のホルスタイン約150頭が放牧された。青空の下、緑の牧草地の思い思いの場所に広がった牛は、草をはんではゆったりと休んでいる。

 受け入れるのは、市内と近郊の酪農家が飼育する、生後8―24カ月までのメスの家畜。本年度は乳用牛約150頭、肉用牛約20頭、馬80頭で、10月末まで同地で管理される。管理費用は、1頭1日100円から160円で、持ち主の希望により、放牧中に人工受精処理もする。

 午前9時すぎから、家畜を乗せたトラックが続々と到着すると、係員が車から下ろし、体重をチェック。ダニ駆除の薬処理をされた後、番号札を付けられ、牧草地へと放された。

 同放牧地は1968年に開場し、その後面積を徐々に拡張。総面積約190ヘクタールのうち約120ヘクタールが牧草場として使われている。管理はJA新函館農協函館支店に委託している。

提供 - 函館新聞社



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