陸自２波派遣の１６人真駒内へ出発

update 2004/5/15 09:59

　イラク南部サマワで活動する陸上自衛隊第２次復興支援群の２波派遣に向け１４日、函館駐屯地の１６人が真駒内駐屯地へ出発した。函館からの人員は後日合流する１人を加え、計１７人で、今週末にも千歳をたち、クウェート経由でイラク入りする予定。

　函館駐屯地での出発式には家族や同僚隊員、関係者ら約６００人が出席した。１６人は黄色い旗を振る同僚隊員らの中を行進。甲斐教一郎２尉（３９）は「万全の準備をし、この日を迎えた。現地で、その成果を存分に発揮してきます」とあいさつ。家族らと短く言葉を交わし、バスに乗り込んだ。

　見送りに来たある６０代の父親は「不安はあるが、いまは無事を祈り、送り出すしかない」と話していた。

　第２次支援群は第１１師団（司令部・札幌）を中核とした約４６０人の構成。今月８日を皮切りに３波に分かれ、千歳から出発。函館駐屯地からは４５人が選ばれており、１波の２５人は６日に函館を出発、残る３波の３人も近く、真駒内へ向かうとみられる。 　

提供 - 函館新聞社

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